なぜなにマカフィー
11.0になってからというか、マカフィー インターネットセキュリティの動作で
気になる点をピックアップしてみたよ〜@Windows 7 64ビット版
※2014シリーズ、バージョン12.8に対応しました
1、マカフィーの再インストール(新規インストール)に失敗するのは?
11.0にバージョンアップしてから
■スタートメニューに「McAfee」と「マカフィー」2つの項目が表示されている
※どちらもショートカットのリンク先は
"C:¥Program Files¥McAfee.com¥Agent¥mcagent.exe" /desktopicon
■隔離された怪しいプログラムを開こうとするとずっと読み込み中
■オンラインバックアップのバージョンが変わらない
の症状が気になっていたので、試しに再インストールを行ってみました。
普段、マカフィー オンラインバックアップは使用していないのですが
古いバージョンから進まないのもすっきりしないですよね。
ところがアンインストールして、念のため公式サイトの
削除ツール(MCPR.exe)を使っても、次のようなメッセージが表示されて
インストールに失敗するのであります。
インストールが完了していません。ソフトウェアに含まれている
セキュリティ機能がインストールできませんでした。
問題を解決するには、次の操作を行います。
・もう一度インストールを行ってください。
・マカフィー バーチャルテクニシャンを実行します。
・詳細については、McAfeeサポートに連絡してください。
90日期間限定版を再度入れたあと、インストールを試すと成功するのですが
Web上からの直接ダウンロード&インストールを実行すると
なぜか失敗するのですよ・・・orz
うーむ、と悩みつつサポートに連絡したところ
▼すべてのプログラム → アクセサリ → ファイル名を指定して実行
→ 「temp」と入力して削除可能なファイルはすべて削除
→ 「%temp%」と入力して削除可能なファイルはすべて削除
との指示+メールをいただきました。
メールにはセーフモードでのカスタムインストールの記載もありましたが
わたしの場合、tempファイルの削除で解決しました。
おそらく、90日期間限定版の登録情報がtempフォルダに残っていて
製品版の情報とごちゃ混ぜになっていたのかも。
2、イベントビューアーにVSSエラーが出るのは?
マカフィーを利用して、イベントビューアーに次のようなエラーが記録される場合
ボリューム シャドウ コピー サービス エラー:
IVssWriterCallback インターフェイスを照会中に
予期しないエラーが発生しました。
hr = 0x80070005, アクセスが拒否されました。
このエラーは通常、ライターまたはリクエスター プロセスの
セキュリティの設定が正しくない場合に発生します。
Windows 7のVolume Shadow Copy(VSS)とマカフィーの
オンラインバックアップ サービスがぶつかっているのでありますよ。
もし、マカフィーのオンラインバックアップを利用しないのであれば
コントロールパネル → 管理ツール → サービス内にある「1%」を
無効に設定することでエラーは出なくなります。
3、隔離された怪しいプログラムを開こうとするとフリーズ?
[隔離された項目と信用された項目]の隔離された怪しいプログラムを
開こうとするとフリーズ、またはフリーズしたみたいになる場合があります。
履歴とログを確認するとよくわかるのですが、マカフィーによって
ブラウザで取得した怪しいCookieをどんどん削除するので
隔離されたフォルダにCookieファイルがあっという間に溜まります。
※わたしのフォルダも気づかぬうちに1万以上のCookieファイルが
通常であれば、しばらく放置することでいずれ開くようなのですが
読み込みファイルがたくさんあって手に負えないのか
2時間以上たっても読み込み中から変わらず・・・(´Д⊂
とりあえず、解決策としては
・ファイルが溜まりすぎる前にメニューでこまめに削除
・「〜.bup」ファイルの削除
・再インストール
になりますが、今後のアップデートで改善されるかな〜。
a、ファイルが多すぎてメニューが開けない状況になった場合
C:¥ProgramData¥McAfee¥VirusScan¥Quarantine
から「〜.bup」ファイルを削除する。
b、ProgramDataは隠し属性になっているので、フォルダが見つからなければ
コントロールパネルの「フォルダー オプション」を選択する。
[表示]タブ内の[詳細設定] → [ファイルとフォルダーの表示]から
「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」に変更する。
c、「〜.bup」ファイルの削除が出来ない場合
マカフィーのアクセス保護を無効にする。
全般設定 → [アクセス保護] → 「アクセス保護を使用」のチェックを外す。
それでもダメなときは、セーフモードから削除出来るかどうか確認してみるのも。
4、ブロックされた怪しい受信接続があっという間に増えていく?
[バージョン11.6対応]
2013シリーズのマカフィーでは[セキュリティレポート]のハイライト項目に
「ブロックされた怪しい受信接続」があるのですが
初期状態のまま利用しているとあ〜ら不思議、みるみると数値が上がって・・・
ログを見るとシステムポートのブロックで埋め尽くされていくのがわかります。
対策としては、ファイアウォール → 設定 → [ファイアウォールの履歴]にある
「次のイベントを記録」のチェックを変更します。
ただ、ログが記録されないのも寂しい気がするので
「システムサービスポート」「不明なイベント」あたりのチェックを外す。
この2つのチェックを外すだけでもほぼ記録されなくなるはずなので
必要に応じて変更してみるといいかも。
5、イベントビューアーにKernel-EventTracing警告&エラーが出るのは?
[バージョン11.6対応]
以前のバージョンではとくに問題なかったのですが
11.6からログの保存形式が変わったためなのか
イベントビューアーでエラーが記録されるようになりました。
C:¥ProgramData¥McAfee¥MCLOGS¥ETW
フォルダにmclogs.etlなるファイルが作成されるのですが
これが曲者で保存サイズが16,389KBに達すると
セッション ”McAfee.{数字とアルファベットの羅列}” の最大ファイルサイズに達しました。
このため、イベントファイル
C:¥ProgramData¥McAfee¥MCLOGS¥ETW¥mclogs.etl に
書き込まれない可能性があります。
最大ファイルサイズは現在 16777216 バイトに設定されています。
といった警告ならびに
セッション ”McAfee.{数字とアルファベットの羅列}” が
次のエラーで停止しました: 0xC0000188
のエラーが表示されるんですよね(´・ω・`)ふぅ
このファイルは、どんなアプリケーションを起動&実行しているのかを
記録しているようで、使いかたによっては半日もせず
最大値に達するのであります。
最大値になってもイベントビューアーにエラーが記録されるだけなのですが
再起動すると、(数字とアルファベットの羅列).etl.bakが別途作られて
新しいmclogs.etlによって再びログを記録し始めます。
スリープ機能を利用しているかたは一度エラーが出たあとは再起動しない限り
mclogs.etlも作成されないので、それほど気にはならないと思いますが
PCの電源をこまめに落としている場合、その都度ファイルが作成されて
エラーが出るという。・゚・(ノД`)・゚・。
しかも、1日に1回再起動したとして16MBのバックアップファイルを
1週間続けると100MB超えちゃうのですよ。
そのことをマカフィーに問い合わせてみたところ
「ログを止める方法はない」( ・`ω・´)キリッ
とのことでした。
※なので、現状は「〜.etl.bak」ファイルを削除するしかないようであります
Kernel-EventTracing警告&エラーに関しては気になるようであれば
イベントビューアー → アプリケーションとサービスログ
→ Microsoft → Windows → Kernel-EventTracingにある
「Admin」ファイルからログの消去を選択して、
警告&エラー表示が消えたのを確認したあとログの無効化を選択する。
暫定的ではありますが、これで16,389KBに達したとしても
イベントビューアーにエラーが記録されることはなくなります。
おそらくSSDの「ReadyBoot」と同じエラーメッセージかな〜と思っているので
マカフィー側の設定で対応出来るはずなんだけどなぁ。
6、イベントビューアーにmfeapfkエラーが出るのは?
[バージョン12.8対応]
2014年に入ってからのアップデートでいつの間にか
mfeapfkエラーが出るようになっておりました。
イベントビューアーのログを見ると、どうやらOSを起動したときに
該当するサービスの実行が出来ていないようなのです。
McAfee Inc. mfeapfk サービスを、次のエラーが原因で開始できませんでした
指定されたサービスはありません。
と表示されます。
海外のマカフィーに関するサイトを見るとレジストリの値を変更することで
改善されるみたいなので試したところ
あら?本当に出なくなったとですよ・・・(; ・`д・´)
なので、試されたいかたは「regedit」を開いて
→ HKEY_LOCAL_MACHINE
→ SYSTEM
→ CurrentControlSet
→ Services
→ mfeapfk
まで辿って、mfeapfk内にあるStartの値を確認してみてください。
エラーが出ているかたはこの値が
0x00000002(2)
になっているかと思われます。
Startの値を編集して「3」と入力します。
0x00000003(3)
上記の値になっていることを確認したらOSを再起動、
おそらくエラーは出なくなるはず。
もし、値を編集したときに書き込みエラーが表示されたら
マカフィーのアクセス保護が仕事をしているからなので
全般設定 → [アクセス保護] → 「アクセス保護を使用」のチェックを外してね。
スタートメニューに関しては11.0から「マカフィー」に変わりました。
※「McAfee Online Backup」と「マカフィー」の表記になっています
ちなみに10.5からのアップデート経由だと「McAfee」表記も残りますが
カタカナのメニューを削除しても、再起動すると何度でも復活するのであります。
マカフィー 『べ、別にあんたのことなんて好きじゃないんだからねっ!』
・・・( ̄▽ ̄|||)
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