nekostyle

ゲームを始めると、のほほんとした朝からスタートするのですが
流れ者ハンター、ジェシィが主人公の家を訪問したことにより・・・
このあと主人公の亡き父親の相棒、クリフおじさんのイベントが
発生するのですが、音楽を聴いていたら
この演出はまさにメタルマックスだな〜、と泣けてきましたよ。

5時間ほどプレイしましたが、レベルが低いと戦闘も難しく
バランスもなかなかのもので、シリーズが好きなかたは今作の
世界観にもハマるかと。

それだけに「フル・タッチ・オペレーション」の
作りこみが非常に残念なのですよ。

タッチペンだけでの操作という試みは面白いのですが
実際プレイするとなんというか・・・
えぇ、知らないうちに
十字キーやA・Bボタンを何度押したことか。
タッチペンのみの操作がこんなに面倒だとは思わなかったのであります。

まず、タッチペンで操作するメリットが伝わって来ないとです。
その代表的な例として、メニュー表示が画面の左上に。
左利きのかたが開発したのでしょうか・・・（￣▽￣|||）

信長の野望シリーズやPCゲームだとマウス操作のみになるので
すぐカーソルを持って行けるようにメニューは右側表示、
下表示が一般的なのですが、何故か左上に。
（参考までに信長の野望DSも右側表示）
いくらDSの画面が小さいからとはいえ、右利きの人には不便ですぞ。
まして、メニューは頻繁に利用するものなので
わたしが初めてプレイしたときはこれで
モチベーションの半分を持って行かれました。（笑）

また、キャラを動かすときはタッチペンでスライドさせますが
移動速度が遅いので、人によってはイライラするものかと。
PS2版ロマサガなみに遅いわけではないのですが、
（アナログスティックではなく十字キー移動との比較）
タッチペンの不満を手助けしています。
せめて、どうぶつの森のようにキャラから離れたとこにペンを置くと
ダッシュ出来るようにすればよかったのですが。

もちろん慣れれば、それほど気にせずにプレイすることも可能ですが
楽しむモチベーションを保つとしたら1回のプレイで1〜2時間ぐらいが
ちょうどよいのかもしれませぬ。

あと、ちょっと気になった点として

・装甲タイルの概念がなくなって、各パーツごとにHPのような
　耐久値が設定されたことにより、戦車の重量を超えたアイテムは
　タイルを剥がして積むということが出来なくなった。

・町やフィールド画面で戦車に乗っているとよくわかりますが
　戦車に乗り込んでいるような重量感ある動作でもなく
　ただ画面上を滑ってるように見受けられる。

・戦車は仲間に各一台ではなく、パーティで一台を操作。

オリジナリティ溢れる戦車や改造は健在のようですが、とくにシリーズの肝となる
戦車が一台しか扱えなくなったのは、いろんな戦車を連結？しながら
旅をするのが楽しみなわたしにとって寂しい限りです。

しかしこのような点も含めて、シリーズの雰囲気は損なわずにストーリーの先は
気になりますし、メニューも武器や防具を交換するときに
わかりやすいパラメータが表示されたりと
丁寧に作っているんですよね。
さらにPS2版のロード時間もなくセーブなんて1秒で済むのですよ。（笑）

惜しむくらいは、それがボタン操作ならまったく問題ないレベルの完成度なのに
「フル・タッチ・オペレーション用」に練り込まれていないため
操作に関する負の連鎖によって、純粋に楽しめない歯がゆさなのであります。

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