nekostyle

ジブリ作品を知っているかたは「ナウシカ」を思い浮かべると
わかりやすいかも。
しかし、主人公のアレンが果てしなく暗いので、（笑）
作品全体が最初から最後まで
重さを背負っている印象を受けました。

また、設定や世界観は壮大なのですが、ストーリーが描ききれてなく
場面がすぐに変わるので、終わってみれば狭い範囲の
とある出来事という感じでしょうか。

『この世には永遠に生き続けるものなどありはしない
わしらが持っているものは、いずれ失わなければならないものばかりだ、
苦しみの種でもあり、宝物でもあり、天からの慈悲でもある、
わしらの命も・・・』

これは、ゲドがアレンに語りかけるセリフの一部ですが
こういった言い回しの言葉がたくさん出てきます。

生と死、内なる光りと闇、といった深く考えさせられるテーマだけに
作品全体を通しての説明不足もありますが、
どうしてそうなったのか？こうなったのか？という
せめて、主要キャラの背景に時間を割いて、もっとキャラの一面などが
描かれていたら、より楽しめたのではないかと思います。

わたしは原作や前もってストーリーも知らなかったのですが
これから観にいくかたは公式サイトを参照したり、
もしくは劇場のパンフレットであらすじに目を通しておくと
わかりやすいですぞ。