三國志11、天下創世の二の舞
どうやら、コーエーの公式サイト掲示板を見ると
今回の三國志に関して、PC版「信長の野望・天下創世」なみに
批判的な意見だらけになっているのであります・・・( ̄▽ ̄|||)
信長、三國志シリーズの最新作は発表を行ってもほとんどが
予定の季節に発売したことはなかったのですが、
三國志11は今までとは違い、発表から発売までの期間が短かったので
『ゲームバランスが悪くないかどうか』
心配だったところ、悪い予感が見事に的中してしまったようです。
他国による忍者の工作活動が多くて、いろんな建物があっという間に壊され
城下や城の発展したグラフィックを純粋に楽しむことが出来ず、
また有名武将以外のグラフィックが使い回しだったこともあり
PS2版がリリースされる前に急遽、PC版の全武将に個々のグラフィックが
追加されるプログラムが提供されました。
しかしながら三國志11では、賛否両論はあるものの
評判のよかった「信長の野望・革新」で採用された
内政システムや一枚マップを取り入れ、
名作と言われる三國志9の君主制に戻し
さらに年齢によってグラフィックが変化するという
試みもあり、前評判は高かったように感じます。
ところが期待が膨らみすぎたせいもあり、いざ発売されると・・・
信長の野望は「天翔記」、三國志は「3」以降すべてプレイしています
中国語のナレーションに違和感を感じる、都市人口の概念がない
といった意見もあるようですが、システムの評判は悪くないようなので
・忠誠が高くても裏切る
・コンピュータは内政ばかりしてなかなか攻めて来ない
・兵がたくさんいるのに大軍を率いて攻めて来ない
といったバランスの改善やAIを調整して、なるべく早く修正プログラムが
提供されるとよいのですが。
注:三國志9も無償ではありませんが、バランス調整がされたパワーアップキット版により
名作と呼ばれるようになりました
「信長の野望・革新」は最初からAIも賢く、兵力の手薄な城があると
すぐに攻めてくるので緊張感がありました。
武田信玄や上杉謙信の存在感も信長以上に際立っており
それこそ、兵10万クラスで攻めてきて、強すぎるーと思いながらも
楽しんでプレイしたものであります。
個人的には都市人口の数値がなくなった?のは残念というか気になるような・・・
昔の三國志シリーズをプレイしているかたはとくにわかると思うのですが、
徴兵すると同時に都市人口も減っていきます。
有名なとこだと許昌、平原、洛陽、長安、襄陽、成都などは
20〜30万と最初から人口も多く、兵力を確保するために
最初はこういった大都市の占領を目指します。
なぜなら、人口が10万前後の都市は徴兵するとすぐに徴兵限界まで減って
それ以上、徴兵が出来なくなるからです。
なのでせっかく攻め落としたぞー、と思ったらその都市では
すでにコンピュータが吸い尽くして徴兵が出来ず、
他国から攻められてすぐに奪い返されたかたもいるのでは?(笑)
こういった駆け引きも三國志の楽しみの一つなのですが・・・
最近では信長、三國志シリーズユーザーからは、
10,000円以上もするゲームソフトとともに
「PC版ユーザー=テストプレイヤー」の認識が強まっていることもあり
決算期や利益ばかりを守って、ユーザーを守らないのであれば
(猛将伝商法も含めて、きちんとした遊べるゲームを提供する)
コーエー離れもますます加速するものかと。
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