水冷PC - VALUESTAR G タイプTX ちょこっとレビュー (2)
RADEON 9800 → 6300
GeForce FX 5200 → 5400
■HDD温度計
夏モデルのときは
Maxtor 4A250J0 46〜51℃ (購入時からついていたドライブ)
Maxtor 5A250J0 43〜48℃
だったのが、冬モデルだと
WesternDigital WD2500PB 48〜50℃ (購入時からついていたドライブ)
Maxtor 5A250J0 46〜48℃
でもWesternDigitalはHDの回転音、き〜んとかん高い高周波の音が響くので
Maxtor 7Y250P0を買ってきて交換しました。
ところが、温度がとんでもないことに・・・
Maxtor 7Y250P0 54〜57℃
Maxtor 5A250J0 46〜50℃
Maxtorの仕様では温度の限界が55℃なのに1時間ほどで
マスタードライブが56℃前後まで上昇いたしますぞ〜。
問題はPC本体の熱処理かな〜。
VALUESTAR TXは静音を実現するために水冷システムを取り入れていますが
このシステムはCPUの冷却が前提のため、直接グラフィックチップやHDDを
冷やすといった内部構造になっておりませぬ。
また冷却ファンはラジエータの部分に一つあるだけなので
熱処理に関してはお世辞にも良いとは言えないかと。
「水冷PC」、この響きだけ聞くと、なんだか冷えそうだな〜と思ってしまいますが
ちょっと考えてみると、ファンの回転音をなくして騒音を減らすために
水冷システムを利用しているだけなんですよね。
わたしも勘違いをしておりました。
なので、システムがダウンしないうちに静音ファンで定評のある
日本電産のケースファン(回転数1600rpm、騒音15db)を買ってきました。
VALUESTAR TXの構成上、HDDのマスターの下しかスペースがないので
そこに付けました。さっそくもう一度、温度を計ってみると
Maxtor 7Y250P0 27〜37℃
Maxtor 5A250J0 37〜45℃
マックストア〜o(▽ ̄*)三(* ̄▽)oアップルは
置いてないわよ〜
ファンの風が直接当たっているのはマスターだけなのですが、
スレーブに繋いだHDもマスターの温度低下によって自然に下がったみたいです。
しかしながら、ファン一つで20℃以上も下がるとは驚くとともに参りました。
(温度差の範囲が大きいのはCPUの影響があるものと・・・
HDDの下にはCPUがあり、ちょうどその中間部分にファンを取り付けたので
CPUに負荷をかけた場合、CPUの熱風も取り込んでHDDを冷却するため)
温度も解決したので次なる問題点は・・・
Maxtorの特徴でもある動作音のカリカリ音です。
あとで書きますがRADEON 9800を取り付けたときはほとんど気になりません。
なぜならRADEON 9800の冷却ファンが爆音を奏でるため
ほかの音が静かと感じるからです!!!!!
あまりにもうるさいので、どのくらい騒音を発しているのか
試しにファンレスのGeForce FX 5200を買ったほどです。(汗)
(RADEON 9100搭載の夏モデルを体験しているので余計にそう感じるのかも)
※誤解の無いように付け加えると水冷システムを取り入れた
静音PCとしては騒音が大きいということです。
さて話を元に戻します。カリカリ音がどうにかならないものかと調べていたところ
AMSETという静音ツールがMaxtorのサイトにあるということで
ダウンロードしてきました。
ところがこのAMSET、使い方が記載されているサイトをいくつか見ていると
「DOSモードで使用する」、「FDDの起動ディスクが必要」と書いてありまして・・・
試してみようにも、この水冷PCには標準でFDDが付いていないのですよ〜。
しかもXPはWindows上のDOSプロンプトはあるのですが
98のようなDOSモードがございませぬ。
これも調べると、FDDがあればWindows上からDOSを動かすのに必要最低限の
簡易起動ディスクの作成や、マイクロソフトのサイトにて6枚のFDが必要となる
DOSプログラムが提供されているのですが、
なんと言われようとFDDがございませぬ。←頑固
どうしたものかの〜と考えていたところ、そういえば「ごーすと 2003」の
バックアップ作業ってDOSで動いていなかったかしら〜。
そこで「ごーすと 2003」の仮想パーティションからDOSモードに移りました。
↑動かしたいDOSアプリケーションをIBM PC-DOSで動かせる便利なツール
仮想パーティションにAMSETのプログラムを読み込ませたあとDOSモードにて
amset /checkと入力したところ、7Y250P0(流体軸受)、
5A250J0(ボールベアリング)、両ドライブともに「Performance」と
表示されていました。
そこで、amset /quietと打ち込んだら本当にカリカリ音が聞こえない感じで
まさに流体軸受けと呼ぶに相応しい静かさになりました。
↑流体軸受けといってもうるさいドライブはあったりするのですが・・・( ̄▽ ̄|||)
※Performanceモードに戻したい場合、
amset /fastと入力すると戻ります。
もちろん打ち込んだ時点では「Performance」ではなく、
「Fast」と表示されますが、心配なかたは
Windowsに戻ってからもう一度DOSモードに移ると
「Performance」と表示されているかと思います。
(わたしがそうだったり)
また下記のHDBENCHのデータに関しましては
Quietモードで逆転している数値もありますので、
正確かどうかわかりませぬがご参考までにどうぞ。
■HDBENCH 3.30
7Y250P0
→ Performanceモード
・Read 58000
・Write 58000
→ Quietモード
・Read 57000
・Write 56000
5A250J0
→ Performanceモード
・Read 39000
・Write 38000
→ Quietモード
・Read 42000
・Write 41000
■FDBENCH 1.01
7Y250P0
→ Quietモード
・ReadWrite 39000
・Read 53000
・Write 58000
・RandomRead 18000
・RandomWrite 28000
5A250J0
→ Quietモード
・ReadWrite 30000
・Read 41000
・Write 41000
・RandomRead 20000
・RandomWrite 18000
CPUは水冷、HDDは静かになったということで
残すはグラフィックカードの音だけですが、
結論から申しますとファンレスのカードを装着することで解決します。
わたしは高性能かつ、NECのデータシートによると騒音値が33dbということで
RADEON 9800が搭載されたPCをカスタマイズ注文したのですが
実際には40db以上あるのではないかと思われます。
このRADEON 9800はATI純正でヒートシンク+ファンで冷却を図っていますが
稼動中の発熱が大きいため、ファンの羽も13枚と多く高速回転で回っています。
そのため風きり音がやたらと耳につく感じです。
(またPCの稼動中にRADEON 9800をさわってみたのですが
めちゃくちゃ熱いです)
上でも書きましたがファンレスのGeForce FX 5200を買って試したところ
静音PCここに剣山!って痛いじゃないの〜。(/ ̄▽)/
もといここに見参!
RADEON 9800のファン音がこんなにも騒がしいとは・・・
せっかくCPUを水冷にして静かな水冷PCと宣伝しても、もっとも騒がしいのが
グラフィックカードというのも・・・(--;)うーむ
静かさを重視するのなら店頭販売では下位モデルを選択、
カスタマイズモデルではRADEON 9600SEを選択するか
そのままIntel865Gのチップセットを利用するか、もしくは今回のように
少々もったいないのですが、市販のファンレスグラフィックカードへの
交換を検討してみるのも良いかもしれませぬ。
高性能と静かさはトレードオフといったところです。
でも3Dゲームなどをするのなら、RADEON 9800を体験したあとでは
下位のグラフィックカードには戻れないかも・・・
わたしも3Dベンチマークとか試してみたのですが
RADEON 9800はメモリバス幅が256ビットなので、
高解像度でも動きが滑らかで画像がとても綺麗でした。
(現在下位のグラフィックカードはメモリバス幅が128ビットや64ビット)
FFベンチ2の高解像度(High)をRADEON 9800とGeForce FX 5200
(Low-Profile)で比較するとメモリバス幅が256ビット、
64ビットの対決になるので・・・
■FINAL FANTASY XI for Windows - Official Benchmark 2
RADEON 9800
→ Low 5700
→ High 5000
GeForce FX 5200
→ Low 3300
→ High 1900
比較になりませんでしたー。
うきゃ〜(ノ≧∇≦)ノ=====卍◇ ̄;)ノ ぐはっ!!
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